渡りは命がけ

季節の移ろう中、多くの夏鳥たちが南を目指して移動しています。
野鳥の世界では、大昔から毎年繰り広げられている生きるための大移動ですが、
渡りは、今年産まれの若鳥をはじめ、多くの野鳥たちにとって正に命がけ・・・
台風や猛禽の襲撃、交通事故など、諸々のアクシデントに遭遇して小さな命を落としています。

ヒヨドリ
ヒヨドリも南下が始まった?
朝晩の冷え込みとともにヒヨドリの数が急に多くなった気がします。
この夏の間、北海道など北部にいた個体が南下し始めたものと思われます。
これから冬に向かって南下するヒヨドリたちの群もハヤブサに狙われています。バードウォッチャーにも興味を持たれないヒヨドリですが、
実は日本の周辺にしかいない鳥だと言うことは、あまり知られておりません。
クロツグ事故死
渡り途中の悲劇
これは早朝のウォーキング時に道路上で見つけたクロツグミの雌です。
現場の状況からして、たぶん渡りの途中に畑に降りて餌探し中
突然側道に現れた車に驚いて飛び立った際に衝突死したものと思います。
個体に目立った傷は無く、とても綺麗な状態でした。
この夏を榛名山麓で過ごしていた個体でしょうか?・・・(合掌)
シジュウカラ2羽
シジュウカラ
シジュウカラが最終チェック
落葉ですっかり淋しくなった木々に害虫や卵が産み付けられていないか、
シジュウカラたちが日々入念に点検をしてくれています。
この冬も工房に居着いてくれると好いのだけれど、難しいかも知れません。
ハクセキレイ
時々やって来るセキレイ
宅地造成で開けた工房隣りの空き地に、ここ最近セキレイ類3種が
それぞれ親子3、4羽でやって来ています。
時には、庭にいる猫の2m近くまで少しづつ近寄って行っては
みんなで度胸試しをしています。
ダイサギ
相変わらず日参しています
餌となる両生類や昆虫などが豊富と見えて
ダイサギはほぼ毎日やって来ては、工房南の畑地で一日を過しています。

また、事故に遭ったクロツグミを見つけた8日の昼近く
イワツバメの群れ50羽ほどが工房の上空を通過する姿が観えました。
あと1ヶ月ちょっとすると、ツグミやジョウビタキたちが庭にやって来ます。
VIC鳥
V I C 鳥

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