10月の完成作

今月の完成作は2点。最初は田村さんが軽井沢の山荘の庭で発見した空の巣の持ち主コルリです。
以降、庭で頻繁に目にするようになり、好きな野鳥の一つになったとのことです。
尾羽を上下させる可愛い仕草をカービングして見たいと思って、今回チャレンジしたそうです。
一方、人気のエナガをつくったのはカービングを始めて13年の内田さん、
細かな作業は苦手と言いながら、モノをつくるのは大好きと言う趣味の広い女性です。
次は自宅の庭にやって来るメジロを、その次はギャラリーにあるヤイロチョウに決定済だそうです。

コルリ・田村
コルリ/水曜クラス/田村 T.(高崎)
尾が上がり初列風切が下尾筒に回り込むような、今回のポーズの場合は、
完成形を多方向から立体で頭の中にイメージ出来るか否かがポイント。
コツを教わりながら彫りは何とか出来たものの、色出しにも苦労した作品です。
寸評:誰がやってもコルリのブルーは難しいです、形も色も上出来な仕上がりです。
エナガ・内田
エナガ/金曜クラス/内田 M.(前橋)
エナガの可愛らしさと羽毛の柔らかさを何とか表現しようと思い、
小さな作品を作る時の彫刻刀の使い方や彩色のコツ等、改めてアドバイスを受けながら
苦手な細かな彫りや彩色に対しても出来る限りジックリと丁寧につくりました。
寸評:作者の野鳥に対する思いと、優しさが、エナガの柔和な表情に表れています。