12月の完成作

コロナ終息後、すべてが時間と共にコロナ以前の状態に戻るのではないかと期待していました。
しかし終息直後から帯状疱疹やインフルエンザの流行が続き、期待は徐々に諦めに・・・。
教室運営もギリギリの状態になりながらも、ポジティブ志向で何とかしのいでいます。
そんな状況下、今年最後となる作品が2点完成しました。
シマエナガに次いで人気のキクイタダキともう1点は一気に個体数が減っているスズメです。

キクイタ:田村
キクイタダキ/水曜クラス/田村 T.(高崎)
次はキクイタと決めた時、小さい分これまで作った鳥に比べて簡単かと、思いました。
この鳥を作ろうと思ったのは、カマキリが鳥を捕食すると言うシーンを見た時。
昆虫に捕食されるほど小さな鳥がいる事に驚くと同時に、興味を持ちました。
ところがいざ作り始めると、小さい分繊細な作業が必要となり、難易度はMAX。
只、カービングは一作毎に鳥が違い、奥が深く飽きることのない所が大きな魅力です。
寸評:苦労の甲斐あって繊細で見事なキクイタダキに仕上がっています。
スズメ:小菅
スズメ/金曜クラス/小菅 H.(東吾妻)
スズメを作ってみたいと資料を探していた時、気になる野鳥の図鑑を見つけました。
開いてみると、雪の中で10数羽の仲間と過ごすスズメのイラストが描かれていました。
その中に、地面を見つめ何かを探している1羽のスズメの姿が目に入りました。
とても気に入ったので、こんなポーズが自分に出来るだろうか?
と、聞いてみた所「同じ図面は無いものの工夫次第で普通の図面から作れる」との事。
「面白いから是非」と言うことで、目から鱗のテクニックを教わりながら作りました。
寸評:ご本人も喜んでいただけあって、何とも良い雰囲気のスズメが仕上がりました。