冬鳥たちの渡来も本格化
オオルリやキビタキなど、多くの夏鳥たちが秋の訪れとともに温暖な地域へと一斉に渡去。
同じく、繁殖のために夏山で過ごしていたモズやアカゲラ、アオゲラなどが里に降りてきました。
また、10月に入った頃から、ハクチョウやジョウビタキなど冬鳥たちの渡来情報も本格化、
工房でもすでにモズやメジロ、シジュウカラなどが時々飛来するようになりました。
10月25日にはツグミが、29日にはジョウビタキの雌雄が東の庭に今季初めて姿を見せました。

前日の朝の気温が一桁にまで下がった翌29日「ヒッ・ヒッ・ヒッ・ヒッ」と甲高い声、
ガラスドアの外を覗くとジョウビタキの雄が無事に到着出来たことを伝える感謝のご挨拶。
日本に渡来するジョウビタキの多くは中国や朝鮮半島で繁殖し、日本で越冬するのが普通ですが、
近年では日本国内での繁殖例も数多く、軽井沢でも2017年以降数多くの繁殖が確認されています。

今回は工房にも雌雄が同時に飛来したので、もしかしたら近い内に榛名山麓一帯でも
ジョウビタキの繁殖が報告されるようになるかも知れません。

去年もその前も一人でやって来て例年通り俺たちモズと一冬付き合ってくれたと聞いていたので
楽しみにしていたのにな〜、ガックシだな〜、彼氏も男前だしな〜。

この日が工房での今年のツグミの初認日です。
その後29〜31日には、鳴きながら頭上を横切る群れや、
柿の木や電線にいる群れなど、10羽前後の群れを確認しました。

ウォーキング途中突然「ドロロロー」と言う大きなドラミング音が聞こえてきました。
オオアカゲラの様なドラミング音だったので音のする竹藪の方を見ていると、音の主を発見。
アカゲラが一心不乱に枯竹を突いていました。その音はまるでオオアカゲラそのものでした。

酷暑の夏を乗り切った25個のネーブルが順調に成長し続け、ようやく色付きはじめました。
外気温もだいぶ下がってきたので、11月からは室内に入れて管理します。

この秋、初めて種を蒔いてみた小松菜もこんなに大きくなりました。
子どもの頃から野鳥の雛を育てるための「すりえ」作りには欠かせない馴染みの青菜でした。
当時は確か「うぐいす菜」と言っていたと思いますが、自分が食べた記憶はありません。
ビタミンとカルシウム、鉄分を豊富に含む有難い野菜だと言うことです。


