近づく秋の気配
連日の猛暑から一転して、大雨続きで8月の後半がスタート。
コロナも治まるどころか、全国規模で猛威を振るう状況へと日々悪化の一途。
今はただ、メンタル面のキープだけで何とか毎日を凌いでいます。
そんな中、唯一救われるのが昔ながらの虫たちの声。・・
穏やかな気持ちになれる夕暮れ時の癒しのひとときです。

ゴーヤ、長ナス、ピーマンはまだまだ元気に収穫できていますがキュウリはそろそろ終わり。
トマトも雨にどこまで耐えられるかが心配ですが、それでも今夏も何とかまかなえています。

バレリーナツリーの「メイちゃんの瞳」を収穫しました。収穫期は10月と言う事なのですが、
温暖化の影響なのか毎年8月に入ると落果が始まってしまいます。 真赤な果肉で美味しそうな
のですが、ピーラーで皮剥きの後、きび砂糖とクエン酸のみを加えジャムを作ると最高です。

これは果樹農家から買ってきたネクタリンで作った手作りジャムです。上と同じく毎年きび砂
糖とクエン酸のみで作っています。パンにつけたりヨーグルトと一緒にいつも食べています。

5種類のオーガニックベリーに手づくりのヨーグルトを加え、業務用のガスオーブンで焼いた
外はカリカリ、中モッチリのライ麦パンです。色々なトッピングでパンは通年作っています。

秋の訪れを耳から感じさせてくれる虫たちと共に、目から伝えてくれるアキアカネ。幸い工房
周辺には少ないながら水田が点在するため、今も赤とんぼの乱舞が見られる。実は水田の減少
と農薬によってヤゴが育つ環境が失われ、 近年トンボたちの数も激減しているのだそうです。
何億年前から今に続く小さな営みが、消えてしまわない様に願わずにはいられない昨今です。

東の庭に植えてあるブルースター、今年は花付きが芳しくありませんでしたが、数個付いた種
を採取しようと手を触れた途端、固い鞘が一瞬で弾け見る見る内に写真の状態になりました。

これまであまり実を付けなかった妻園の温州みかんの木がどうした訳か今年は2本とも異常な
くらい実を付けています。いま丁度ピンポン球程の大きさになっていますが、このまま冬の完
熟を待とうと思います。たとえ甘くならなくてもマーマレードにすればよいと思っています。