7月の完成作
関東が例年より早い梅雨入りの後、全国で目まぐるしい気象変化の日々が続き、
6月25日には伊勢崎で何と40.2度と、6月としては気象庁始まって以来の高温を記録。
・・それでも、工房は標高200m弱にもかかわらず、常に風が吹いているので少しは過ごしやすい。
また今年は、庭に営巣したモズの巣立ち雛たちを窓越しに眺めながらのレッスンという
とても贅沢なシチュエーションで、作品づくりが楽しめました。

バードカービングを始めて6作品目となる今回はウソのつがいです。
雌雄とも黒い部分は同じですが、雄の体色の灰色から喉にかけての淡い紅色。
雌の灰色部を一部残しながらの濃淡の褐色部の微妙な色付けは大変でしたが、
雌雄で体色の違いが判るとても好い感じの作品に仕上がったと思います。

気が付けば13年、シジュウカラから始まり小はメジロから大はキジバトまで
色・形の異なる大小様々な種類を作り続け、今回のマヒワが35点目。
あっという間の13年でしたが、週1回ペースのレッスンが
生活に好いリズムをもたらしてくれているのか?
これまで、これと言った病気もせず、お蔭で毎日元気に過ごせています。

これまで何人かが作ったエナガを見て、可愛くていいなと思っていた頃
教室にある野鳥カレンダーが2022年バージョンに更新され
その1月分に掲載されていたのが北海道で撮られたモッコモコのシマエナガ。
まだ誰も作っておらず、見た事もないシマエナガでしたが
カレンダーを頼りに、ふっくらと、可愛さ最優先でつくり上げました。

鳥の中ではかなり小さいので容易に出来ると思っていたら
逆に小さいゆえの彫りの細かい作業やら羽の模様の複雑さで苦戦しました。
ただ完成してみると、小さいながら、存在感のある見栄えに
我ながらよく出来たととても満足しています。