秋本番
秋の深まりとともに周辺の田圃の色も明るい緑色から黄金色になり始めました。
アゲハの幼虫たちも餌のルーから離れ、蛹になる場所探しに忙しそう、
カマキリやハチなど、他の昆虫たちの動きも何となく慌ただしくなって来た感じがします。


工房では、数ヶ所にあるボックセージの花が今ピークです。秋風に大きく揺れる花びらの上で
色々なチョウやハチたちが振り落とされそうになりながらも、必死で花の蜜を吸っています。


一方、サンジャクベーバナの蜜を好んで集るのはツマグロヒョウモン。上がオスで、下の派手
な方がメス。工房の庭ではこれら数種類のチョウたちが羽化〜産卵までを繰り返しています。

こちらも春に工房の庭で生れたオオカマキリ、これまでずっと東と南
と西の3ヶ所の庭で、野菜や庭木に付く害虫たちを退治してくれまし
た。すでに多くのカマキリたちが次の世代の準備も整ったようです。

土曜クラスの石関さんから大きなポポーの差し入れがありました。聞くと工房の庭のポポーと
兄弟木を畑に植えたもので、今年初めて生ったのだという話。教室の皆んなもほとんどが人生
初の味だという事で、少しづつ味わいました。・・工房のポポーは今年も依然幻のままです。

挿木で育てた4年目のローズヒップ、昨年の初収穫15粒に続き、今年はこんなに穫れました。
天日干しの後、実を割って中身の綿と種を除き、 乾燥させてローズヒップティーを作ります。

工房周辺には昔からの稲作地帯が点在していますが、田圃の殆どは自家用分との事、やはり後継者不足に直面しているそうです。